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2005年2月20日 (日)

八ヶ岳 2月11日

10日の夜7時頃 岡山を出発
美濃戸口から行者小屋まで 約2時間

 

行者小屋の手前で 赤岳、横岳が突然目の前に現れた。
それは山というより 氷のとてつもない壁である。
無の世界が立ちはだかり 私達の行く手を阻んでいるように見えた。

 

同行の方に 「死の世界のよう・・・」と漏らすと 
「死の世界? 神秘の世界だろう」と言われた。

 

とてもとてもそんな風には見えない。
恐ろしくもあり 何者も寄せ付けない
生などありえない光景に見える。

 

それを登ることなどすっかり忘れ ただただ呆然と眺めている自分て
何と小さな存在なのだろう。

 

行者小屋では大勢の人で賑わっていた。
手袋をはずすと冷たいを通り越して痛い。

 

行者小屋から阿弥陀岳に向かうが 途中谷筋は以前雪崩があり
何人もの方がなくなっているという。
リーダーの判断で 中岳へ直登する。
ここは だれかが下山したであろう トレースがついているが
ブッシュに積もった雪を 掻き分けながら登っていった。

 

着いた!富士山が見えるぞ!
sok

 

中岳についたときはへとへとに疲れ 阿弥陀岳に登る元気も無くなった。
阿弥陀岳は 眼前に荒々しく聳え立っていて 
私達を 寄せ付けまいとしているように見える。

 

阿弥陀岳登頂を断念して 文三朗尾根ルートから下山
赤岳鉱泉に15:30着

 

その日は疲れてしまって 食事中気分が悪くなった。
階段の途中で 失態をしてしまったのである。
早々に就寝 寝不足には気をつけましょう。

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コメント

富士山が綺麗ですね。素晴らしき冬山からの絶景。

しかし、目の前に立ちはだかる赤岳の印象や就寝前の体調不良など前途多難な登山の幕開けといった感じがします。無事に下山出来て何よりですね。

コナさん こんばんは
富士山が見えたときは 本当に感動しました。
すばらしいの一言です。
登っている時は なぜこんなところに来たのだろうと思うのに
帰りにはすっかり忘れていて また登りたいと思ってしまいます。

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